床の状態
皆様こんにちは!MAISON DE BALLET Minami-Aoyama(メゾン・ドゥ・バレエ南青山)事務局です。
年明け早々の1月2日の夜、東野圭吾さんの「加賀恭一郎シリーズ」の続編として、バレエを題材としたドラマ「眠りの森」が放映されました。東野ファンならずとも、バレエ好きの方には注目度の高いドラマだったのではないでしょうか?ダンサー役の方々の踊りはどこまでがご本人でどこまでが影武者なのか、違和感なく美しく演じていらっしゃいました。
ところで、劇中で主人公が次に踊る作品は「眠りの森の美女」でしたが、これを聞いて「アレ?」と思った方、いらっしゃいましたか??そう、“Sleeping Beauty”の邦題は、通常「眠れる森の美女」ですよね???多くのバレエ団の公演でも、ディズニー映画でも。ですが、実際には双方存在していてどちらが正しい、というものでもないようです。
そしてこれについてネットの書き込みに、「‘眠れる森の美女’、が正解ですよ。だって‘眠りの森の’だと、眠ってるのは美女じゃなく森になっちゃうじゃないですか」という冷静な分析をされている方もいらっしゃいました(笑)ナルホド確かに^^
それはさておき、この劇中で登場したお稽古場の床、リノリウム敷きでした。バレエ専用のスタジオの床はリノリウムが本当に多いですね。お手入れしなくても工夫しなくても、滑りにくく硬すぎず、品質の安定感という側面で、バレエに適していると言われています。
一方で、メゾンの床は木製のフローリング。木の床は使い込んで馴染んで来るまでは滑りやすく、また気温や湿度による影響も受けるためリノリウムのような均質感を維持しづらいという欠点があります。
でも木の床は見た目の高級感やそれ自体が呼吸しているような暖かみがあり、直接座っても冷たくないというメリットもあります。そして、使い込むほど味わいが出てきて、踊り易いものに成長していきます。
メゾンでは、スタジオの雰囲気や、皆様の踊りと共に育っていく床であることにこだわり、この木製のフローリングを採用いたしました。開講当初はかなり滑りやすく、レッスンしづらいとお感じになった方もいらっしゃったと思います。大変ご迷惑をお掛けしました。おかげ様で日々皆様にお使いいただきながら松脂が馴染み、また折に触れて専用のクリーナーで手入れを重ねた結果、徐々に滑り易さが解消され踊り易い床になってきました。
それでも時により、また場所により(例えばヨガマットを敷いた後など)滑ることがありますので、そういうときはスタジオの隅に置いてあります松脂をお使いくださいませ。スタッフも常時チェックして気を付けてはおりますが気付かない場合もございますので、もしも特に気になる場所がありましたら、どうぞ事務局までご一報ください。
またもちろんのことながら、踊っている際に重心がきちんと足先に乗らないと滑る原因となります。こちらはスタジオ側がお手伝いしたくてもできない部分ですので…どうぞバーレッスンの段階から意識してお気を付けくださいm(_ _)m!
メゾンの床は皆様がステップを踏んでいただいた数だけ良いものになってまいりますので、どうぞ一緒に育てていってくださいますよう、宜しくお願いいたします!
次なるステップ、心からお待ちしております!
MBMA事務局(スタジオWebサイト:http://mbma.jp/)